2007年07月28日

【第一話その2】《恐怖!本当にあるヘビの霊障!》

携帯小説
スピリチュア
ルストーリ

【第一話その2】

恐怖!本当に
あるヘビの霊障!

その時!あろう事か
部屋の床一面に突如
無数のヘビが出現した。

緊張度は最高レベルに
達する!

何故これほどの
ヘビが・・・!

しかし、私以外の
者にはこのヘビは
見えない、ヘビの
霊なのだ。

家族の中でも一番
信仰心の厚い景子が
それを知ってか
知らずか一心不乱に
祈っている。

勿論私も必死だ!

すると大群の中から
一匹の大きなヘビが
進み出てきて何かを
訴えてかけている
ようだ。

話を聞いて見ると

「死んだここの
 主人は、仲間と
 度々台湾へ来ては
 貪る様にヘビを
 食べた。
 今ここに居るヘビは、
 皆そいつらが
 食べたヘビだ!
 残った家族全員で
 台湾まで
 供養に来い!」

と、いうのである。
確かに日本でもヘビを
殺して障ることは
良くあるし、私も
過去に何度か
そういった霊障を
救ったことがある。

がしかし、外国で
しかも店で出された
ヘビを食べて本当に
タタリとなるのか、
この段階ではまだ
解らない部分も
多かったが、
折角ヘビがそういう
のでそのままを家族に
伝える事にした。

しかし、話を聞いた
雅代の答えは
意外にも簡単だった。

「主人が食べたヘビの
 供養に何故
 家族全員で台湾まで
 行かなければいけな
 いの、そんな気も
 余裕もないわよ!」

住職の法力で何とか
してほしいと
いうのだ。

仕方ないので、ヘビの
好きな玉子を1パック
づつ毎日台湾のヘビの
霊に届くように海へ
供養させたり、
それからさらに、
二度お護摩を焚いて
一生懸命
お詫びする事をした。

だが、霊障の状況は
一向に良くならない。
それどころか、
むしろ悪く
なっているようだ。

特に孝雄の性格は
激しさが増し、
時折ヘビのように体を
くねらせないと
動けない、両手の平は
まるで水がにじみ
出るようにベタベタの
状態で表情も何か
変なのだと、
景子が電話で教えて
くれた。

そしてどうやら
台湾まで行く気に
なったらしいのだ。

話によると、母の
雅代にしてみれば、

「毎月男仲間で台湾へ
 何しに行ってるか
 分ったもん
 じゃない!
 どうせ女がらみ
 だったのよ」

などと愚痴をこぼし、
全く行く気なしだった
のだが、さすがに
孝雄の様子には
打つ手なしといった
状態らしく、台湾へ
行って何とか成るの
であれば・・・と。

とにかく孝雄を
説得してご住職と
一緒に台湾へ行こう
という話になってる
らしい。

雅代から私の元へ
電話が入ったのは、
それから2週間後
だった。

すぐ様台湾行きの
準備をする事
になった。

私にとって台湾まで
出かけてのヘビ供養は
初めてだが、
幸運だったのは、
以前修行でお世話に
なった台北に在る
曹洞宗極楽寺の
釈泰源ご住職が
ヘビ供養の第一人者
だったこと。

地理に不慣れな
外国での護摩法要と
いうこともあり、
釈ご住職に助っ人を
お願いすること
にした。

しかしある意味運が
良かったというか、
早速大きな問題が
発生した。

お護摩は、亡くなった
主人がよく通っていた
店で焚かなければ
意味がない。

だがそれを店が許可
してくれないのだ。

イメージが悪い、
営業のジャマだ!

などと全く相手にして
もらえない
雰囲気なのだ。

困った・・・!

ヘビの料理屋が多く
集まってる地区は、
明らかに他とは違う
空気が流れていて、
云いたくはないが、
私にとっては決して
気持ちの良い
雰囲気ではない。

ヘビの霊魂も相当多い。

しかしここまで来て、
出来ませんでした
では済まされない。

そんな困り果てている
ところへ、釈ご住職
から助け舟を頂いた。

「私が、何とか
 ならないかお店と
 交渉して
 みましょう」

既に八十歳を
過ぎている方に、
無理なお願いは
出来ないと
思っていたが、
心強い味方にすがる
他なかった。

工藤家の皆さんと、
店の外で1時間程
待った頃、
釈ご住職が手を
たたきながら出て
いらっしゃった。

早朝の僅かな時間で
あれば、とお店の
了解を頂くことが
できた。


いよいよ恐怖の
ヘビ供養が
はじまる!


(つづく)
posted by 森下永敏 at 12:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

2007年07月11日

【第一話その1】《恐怖!本当にあるヘビの霊障!》

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スピリチュアル
ストーリ

【第一話その1】

恐怖!
本当にあるヘビの霊障!

三月とはいえ
お寺はまだ寒い。

春の暖かい日差しが降
り注いだある日、
工藤景子は
108日行の最後の日、
満行を迎えていた。

少し勝気だが小柄で
美しい顔立ちの彼女
は、108日間毎日お寺
へ通って広大な境内
13ヶ所で長いお経を
上げ続ける修行をし
てきた。

決して楽ではない。

むしろ良くがんばった
といっていい。

静岡の実家から結婚
名古屋へ来たらしい
が、すでに離婚して
いる。

モメにモメた離婚話し
を何とか助けてほしい
とお寺へ相談に来たの
が縁で必死になって
ご本尊のお不動さんや
淡海龍神さんを拝んで
いた。

そのかいあって見事
念願成就でき以来
お寺へ来る度にいつも
トイレをキレイに掃除
して帰って行く。

今回の108日行もいわ
ば御礼の行だ。

その彼女が
神妙な面持ちで

「ちょっとお伺い
したいことが
あります」

と私の元へ訪ねて
きた。

その内容は、

「弟の様子が
変なんです!
堅実にやってきた
実家の商売が急に
おかしく
なったんです。
どうか
助けて下さい」

というのだ。
話しを聞いてすぐに
かなりの「霊障」だと分
かった。

すぐ様お護摩による
ご祈祷の用意をして
静岡へ行くことに
した。

金融と海運業を営む
工藤家は、地元では
有名な資産家らしい
のだが、三年前に主
人が急死してからは
妻の雅代が後を継い
でいる。

それでも何とか半年
前までは、必死で会
社を切り盛りしてい
たが、すべてといっ
て良いほど急に貸し
出しが焦げ付きだし
たという。

いくらなんでもあり
えない事、何かきっ
と訳があるに違いな
いと思った矢先、
今度は長男孝雄の様
子がおかしくなった。

元々穏やかな性格で
殆ど怒った事など無
い彼が、母親に対し
て殴る蹴るの暴力を
振るうようになり、
飲めないはずの酒で
荒れ放題だという
のだ。

純和風のおもむき
ながらかなりの豪邸、
庭の池にはいかにも
高そうな鯉が何匹も
泳いでいる。

だが玄関に入るとそれ
までのイメージが一変
した。

破壊の限りとまでは
云わないがそこら中で
穴が開き
見るも無残だ。

重厚な下駄箱の上
には加藤唐九郎作
と思われる半分粉々
になった壷が転がっ
ていて思わずため
息が出た。

今の主、雅代は憔悴
しきった表情で言葉
少なく話してくれた。

死んだ夫は元気を絵に
描いたような人だった
が、突然の肝臓ガン
に冒され、のたうち
回るような苦しみ方だ
ったという。

商売のことは何も教え
てもらってなかったの
で、急死のショック
その後の仕事をどうし
たら良いのか本当に大
変だったのだと涙なが
らに語るその顔を見た
とき、これは何とか
しないと次はこの人が
危ないと悟った。

とにかくお護摩を焚い
て先ずは全ての原因を
突き止めることに
しよう。

弟子と共に10畳の仏間
に護摩壇がセット
された。

長男が確実に居ない
すきを狙って護摩
法要が始まる。

自分でいうのも
何だが、本格的
不動護摩を個人宅で
修法できるのは、
多分世界で私一人だ。

これまでやってきた
修行だって誰にも負
けない自信がある。

霊能力や法力は修行の
末に神仏より頂い
たもの。

どのような霊障でも
必ず解脱させて
見せる!

事実そうして
きたのだ。

「チーン」

鈴(リン)の音も
心地良い、前作法と
呼ばれる護摩木に
火が入るまでの段取り
も順調だ。

と、その時!

あろう事か部屋の
床一面に突如無数の
ヘビが出現した。

緊張度は最高レベル

何故!突然これほ
どのヘビが・・・。

(つづく)
posted by 森下永敏 at 10:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記